第11回:極上☆三位一体クランベリーのカンパーニュ
埼玉県の越谷駅に降り立った私ニコルソン。
今回のターゲットは石窯パン工房ドレミの「クランンベリーとクリームチーズのカンパーニュ」!
生地に混ぜ込むライ麦は全体の5~10%程度が主流だそうですが、40%使うのがドレミの特徴。これによって食感がもっちもちのカンパーニュが出来るのだ。
以前、沖縄で薪窯を使っていた経験もある職人の山本さん。
「石窯を使うと全体的に火の通りがよく、短時間で焼き上がるため、ほどよく水分が残って生地がしっとりするんです」
なるほど、この石窯がドレミ独自の風味を生み出しているんですね。さらにカレーパンのカレー、あんぱんの餡、クリームパンのカスタードクリーム……、パンの具も作れるものはほぼ自家製というこだわりよう。平日の昼間にも関わらず店内は、このドレミの味を求めるお客さんで賑わってます。私も早速店の外にあるテラスでカンパーニュを味見させて頂きました。
「最初はハチミツとクランベリーだけで作ったんですが、香ばしさと食感を出すためにクルミを、そしてクリームチーズを加えたらさらに美味しくなりましたね。クランベリーとの相性もとてもいいんです(山本さん)」
そうそう、このクランベリーの甘酸っぱさにクルミとクリームチーズの組み合わせってたまらんのですよ~。これまた贅沢にクリームチーズがごっそり入ってて……これはワインのお供にも最高だろうなあ。
「焼くだけにした生地を、じっくり一晩寝かせることでクランベリーの果汁が生地を赤く染めて、まろやかな甘酸っぱさがパン全体に浸透するんです」
たしかに酸味が抑えられ、クランベリーの自然な甘さが引き立っております。
この中身が渦巻き状になっているのもポイントで、どこから食べてもクランベリーとクルミとクリームチーズが一緒に味わえるのです! 栄養バランスもバッチリのこのカンパーニュ。朝ご飯を何品も作るのが億劫な寒い朝にうってつけのオイシイ一品です。



締め切りに追われ多忙極まりない毎日。が、美味しいモノへの探求心はウルトラ級。
つい先日、鎌倉に行ってきた。ちょうど紫陽花が見頃で沿道には鮮やかな紫や青が咲き乱れ、それに比例して観光客も入り乱れ、日曜午後の江ノ電は満員御礼。人混みに酔いつつ長谷駅で降りて、大仏さんのいる高徳院に向かう途中に洒落たジェラート屋を発見した。鎌倉彫りを扱う店は閑散としているのに、やはりスイーツは強い! 蒸し暑いせいもあり、なかなかのにぎわい。
再び歩き始めると今度はソフトクリームののぼりを発見。ふと見渡せばそこら中に「紫いもソフト」「抹茶ソフト」「夏みかんソルベ」とアイスの店が溢れている。思い返すと寄ってきた円覚寺、建長寺の周りも、寺の売店でもアイスクリームを売っていたっけ。観光客もお坊さんも大仏さんも、み~んなアイスクリームが大好きなのかしら……。ソフトクリームを笑顔で舐める大仏さんの姿が思わず浮かんでしまった。
さて、今回お取り寄せしたのは大阪のジェラートのお店「WING TIP」のクランベリーチョコレートのジェラート(350円・税別)だ。 ここのジェラートは着色料・保存料・香料・乳化剤など化学調味料を一切使用せず、原料は新鮮なフルーツと成分無調整、乳脂肪分3.6%以上の牛乳。シンプルに素材の味を最大限に生かしつつ美味しく、さらに身体にも優しい! というなんとも贅沢な一品なのだ。 ゴロリと入ったクランベリーと濃厚なチョコレートジェラートを添付の木のスプーンでまぜまぜして、ジェラート本来の粘りを出してから口に放り込む。きちんとカカオの苦みが残る上質なチョコレートの甘さと芳醇な自家製ベリーソースが染み込んだチーズケーキ、そして甘酸っぱいクランベリーが絶妙に混ざり合いとろけていく~!
ああ美味しい。甘ったるさが口に残らず、後味さっぱりでまるで最高級の果実を食べ終えたような満足感。これぞジェラートの醍醐味。 徹夜続きですっかりやつれた身体が甘い癒しに満たされていく……。幸福な気分に浸っていると、鎌倉に溢れたアイスのお店たちを思い出した。参拝で歩き疲れたみんなの心と身体を癒し幸福に導く……。なるほど、これがアイスクリームの本当の意味! お寺の近くにアイス屋が多い理由……私、悟りました。
「らっきょう」が一体何者なのか皆さんはご存知だろうか。 私は「らっきょうはらっきょう。そしてカレーなどの付け合わせである」という曖昧な認識で食べていた。 「ポン酢」はポンカンのしぼり汁と酢を混ぜたものだと思っていたし(ポン酢のポンはポンカンのポンではなくポルトガル語のポンス【蘭】に由来しているそう)、しなちくは魚介類だと思っていた。自分が食べているものにあまりに関心がないのはどうだろうと考えさせられたのは「らっきょうの花のイラスト」を描く仕事が入り資料を探している時だ。
さて「らっきょう」とはユリ科の野菜でタマネギやニンニクの兄弟みたいなものらしい。 なるほど、そう言われればあの独特の香りと歯ごたえはネギ科っぽい。栄養満点なのも分かる気がする。血圧安定、血液はサラサラに、さらには利尿効果、発汗作用、整腸作用、冷え性にも効く……。う〜ん、らっきょうがこんなに凄いものとは知らなんだ。これなら昔から薬用として食べられていたのにも納得がいく。 「よくわかんないけど、らっきょう」なんて思ってて申し訳なかったなぁ……。これからは「らっきょう様」とお呼びせねば。自分の中で勝手に「らっ教」を旗揚げしつつ、今度は変わり種のらっきょうについても調べてみた。(もちろんお取り寄せして実際食べてみた!)
つむぎやの「クランベリーらっきょう」は、北アメリカ産のクランベリー果汁を使用した甘酢に、国産のらっきょうをとっぷり漬け込んだ一品だ。ビタミンとポリフェノールたっぷりの鮮やかなクランベリーの実が甘酢の中に丸ごと入っている。実の甘さがアクセントになっていて普通のらっきょうが苦手という方も食べやすいのではないだろうか。 ルビー色に染まったツヤツヤの大粒らっきょうもパリパリと歯ごたえがあり後味もあっさり爽やか。食べたあとのにおいも少なく、低カロリーで、女性に嬉しい栄養が一粒一粒に詰まっている。付け合わせや添え物として扱われるらっきょうだがコレはメインとしていただけるぐらい食べ出がある。またもやらっきょうの可能性を見いだしてしまった。
忘年会にクリスマス、お正月と飲み過ぎ食べ過ぎになる季節。家では食べる量を抑えつつおやつも控えめに(絶つことは今さら不可能!)……でもどうしても小腹がすいたとき用にこの万能薬の「らっきょう様」を小瓶に入れて冷蔵庫に潜ませておきたい。
今、東京は「ミクソロジー」というカクテルブームに沸いているらしい!
訪れたのは、東京でミクソロジーをいち早く取り入れた恵比寿にあるワインバーHiroki-mode ebisu。
バーのメニューには順造選のジュースを使った「クランベリーとシソのカクテル」、「ブルーベリーと黒糖のカクテル」も。今回はこの2杯を頂くことにしました。
フレッシュでヘルシーな味は女性にも人気。確かに果実本来の甘みと香りがあり、さっぱりとして飲みやすい!
築地駅から徒歩1分、寿司屋が建ち並ぶ「和」な通りに、突如現れるモダンな「洋」の建物。
店内は、野菜を10種類以上使った栄養満点のサラダからパスタ、ピッツァはもちろんメインの肉料理まで、美味しいイタリア料理が築地で味わえるということで、いつもお客さんで賑わっております。
まず、「クランベリーと蜂蜜梅酒」。シンプルな味ながら、甘い梅酒と酸味のあるクランベリーが絶妙にマッチ!
東京ベリーニカフェ
今回は表参道にある「ブラウンライス・デリおもて」にお邪魔しております。
なかでも「玄米甘酒のタルト」は、スタッフさんのオススメでお客さんにも一番の人気を誇るメニュー。しかも砂糖、乳製品、卵を使用していないというお口にも身体にも美味しいすっごいスイーツなんです!オートミールの入ったサックサクのタルト生地の上には、米飴とからめたクルミとクランベリーがぎっしり!甘酒のほのかな甘みにクルミの香ばしさとクランベリーの爽やかさが口いっぱいに広がってこれは新感覚の味わい! 食べごたえもあって美味しいです。これ!
「甘酒にクランベリーって意外と相性良いんです。甘すぎないすっきりとした後味のクランベリーが単調になりがちな味にアクセントを加えてくれました。このタルトを作るまではけっこう試行錯誤していろんなフルーツを使ったんですがやっぱりクランベリーが合いましたね。一番味をピシリと締めてくれました。でも、とろみを残しつつ食感をキャラメルっぽくカリカリになるよう焼くのが難しくって……
離乳食にも使えてしまう「vegan」スイーツは、妊婦さんやアレルギーを持ってる方にもお薦め!
BROWN RICE DELI OMOTE
今回は中野富士見町駅から徒歩3分、中野通り沿いにある素敵なパン屋さん「ブーランジェリー ルボワ」に突撃取材!
Uの字の個性的なカタチをしている「クランベリーノワ」。なかにはクランベリーとクルミが惜しげもなくゴロゴロと入っています。一口かじると、サクっとした歯ごたえと共に香ばしいクルミと甘酸っぱいクランベリーが口いっぱいに広がります。嗚呼、美味しい。これは美味しいです!
「クランベリーノワは自家製酵母パンの入門編として作ったんです。自家製酵母パンの歯ごたえや酸味が苦手な方もいるので、このパンはサクッとした食感になるようにしています。甘さと渋みのあるクランベリーと、クルミをたくさん入れることで自家製酵母パンの独特の酸味も和いでいるし相性もとっても良いんですよね」(ブーランジェリー ルボワ 森さん)
確かに相性抜群、絶妙のサックリ感です。この「クランベリーノワ」にハマってしまったお客さんもたくさんいて日々完売状態……!
Boulangerie Lebois
今回は吉祥寺の洋菓子店「レモンドロップ」にお邪魔しました。色とりどりの宝石のようなケーキたちが、ショーウィンドウのなかでキラキラ輝いています。そのケーキたちのなかでも一番人気なのがバター、卵黄、チーズのみを使ってじっくり焼き上げたチーズケーキ!創業当時から変わらない味は吉祥寺っ子にはかかせない定番メニューです。しかも、どうやらクランベリーを使ったチーズケーキもあるらしい。これはもう、ぜひ食べてみなくてはっ!
「今まで無かったものをと20年前に作られたのが、このクランベリーチーズケーキなんです。下のチーズケーキの生地には、上にのせたクランベリーに合うよう、柑橘系のリキュールを混ぜてあるんです。レモンドロップのケーキは全体のバランスをとても大事にしているんです」(レモンドロップの白井さん)
しっとりとして甘すぎないチーズ生地に酸味のあるクランベリーが、これまた合うんです。しつこくない爽やかな味わい。これはついつい食べ過ぎてしまいそうです。しかも、使用されるクランベリーはフランス産のものを独自に輸入しているというこだわり。
「レモンドロップのチーズケーキは甘すぎないので、男性もグループでよく食べにいらっしゃいますよ」
LEMON DROP
西荻窪駅から離れた閑静な住宅街、そこには美味しいベーグルが大評判の「ポム ド テール」という小さなカフェがあります。開店前なのに店頭には全国から集う女性客の行列がズラリ……。
店長の工藤美幸さんに話を聞いたところクランベリーが入ったベーグルは70種類のうち5種類。
「クランベリーはお店で出すパウンドケーキにも使おうと思ってます。ランチメニューのデリ用ソースとしても良いですね」
クランベリーオレンジ(220円)に、クランベリークルミ(240円)に、クランベリーチョコ(220円)!
Pomme de terre (ポム ド テール)
始めはクランベリー果汁100%ジュースに氷を入れたり、スパークリングウォーターで割ったりしていましたが、最近はクランベリー果汁50%ジュースも試しています。これだと時間がない時にそのまま飲めるので……。我ながらなんて面倒くさがりなんだ! でも楽なんだ!
さてつい先日「クランベリー果汁50%ジュースの工場」を見学しませんか? という機会を頂いた私。自分が毎朝飲んでいるものがいかに作られているのか……これは是非見てみたい! いざカメラを持って工場へ潜入!
う~ん、空気が美味しいです。大自然に囲まれたこの工場で順造選のジュースが生まれるのですね~。工場に入ると、目の前にはルビーのような赤くきらめくクランベリーの実が! 一粒もらって食べてみると口の中でジューシーな酸味と甘みが広がります。そんな良質なクランベリーを惜しげもなく絞り機にたっぷり入れます。おお~、皮を取り除かれ果実のみがギュっと詰まった真紅のジュースが出てきました~! その後、この絞り立てを丁寧に瓶詰めにして、順造選クランベリージュースのラベルを貼ります。そうやって完成した1本はどこか誇らしげです。
こうして日本各地に届けられたクランベリージュースは、皆さんの食卓で美味しく飲まれているのです。美味しさを凝縮してそのまま詰め込む、単純なようでこれが難しい! それを自宅で飲める贅沢さを味わいながら、明日の朝もジュースでオハヨウゴザイマス。
ひたすらペンを握り、締め切りに追われる日々。気がついたら今日もまた徹夜。
などと悶々としていた時、「クランベリー果汁100%の贅沢なジュースがある!」という情報を聞きつけた。今までいろいろな100%ジュースを飲んだけど、そういえばクランベリー100%って飲んだことないな。これはぜひ飲んでみなければ! と早速挑戦いたしました。
う~ん、果実そのままの美味しさが凝縮されているためかなりスッパイ! でもおいし~!毎朝飲んでいるとこの「サッパリした酸味がたまらん!」とだんだんクセになってきます。グラスについでゆっくり味わっていると寝起きのボ~ッとした頭もシャキっと目覚めますよ。朝から大自然の恵みを独り占め。いい気分です。炭酸水や氷を加えるのも良いですが、まずはストレートで果実そのものの美味しさを味わうことをお薦めします!
すっかりクランベリーファンになったわたくしニコ・ニコルソンは、クランベリー探検隊・隊長としてクランベリーにまつわる美味しい情報を今後とも紹介していきます!







